Dagstuhl Seminar "Algorithm Engineering"

今週はDagstuhlに来ています.テーマは「アルゴリズム工学」で,私がなぜ招待されたのか若干不明確ですが,とにかく楽しいです.普段は理論系のセミナーでここにくるので,このような実践系のものは若干雰囲気が違いますが,参加者の持っている意識の方向が同じであることはよく分かります.
DIMACS Challengeや分野の方向性なども議論されていて,このような場で分野の行く末がある程度きまっていくのだな,という感覚もよく分かります.
いろいろと面白い講演はあるのですが,そういうのは私に直接聞いて下さい.

期末試験

無慈悲な採点が終わった.

  • 離散数学」は上と下の差が大きく,秀 (90点以上) が約28%,優が約15%,良が約6%,可が約13%,(未受験含めて) 不合格が約38%.母集団を試験を受けた人だけに限ると,秀が約36%,優が約18%,良が約8%,可が約16%,不可が約22%.
  • 一方,「最適化手法」はほとんど合格で,試験を受けた人だけでみると秀が約62%,優が約17%,良が約10%,可が約8%,不可が約3%.ただし,未受験は全体の25%ぐらい.

(8/18修正) 離散数学の計算が間違ってたので修正.

Javaで学ぶコンピュータ数学

Javaで学ぶコンピュータ数学

Javaで学ぶコンピュータ数学

生協で立ち読みしようと思って,パラッとめくったページに根本的な誤りがあって,その瞬間に読むの止めた.そこ以外はよい本かもしれないのだけど,少なくとも著者が全然理解していない部分があると分かる限りは,他の部分を読む気になれないし,教科書として薦めることは到底できない.