Design Rule Index デザイン、新・100の法則

Design rule index―デザイン、新・100の法則

Design rule index―デザイン、新・100の法則

デザインに関して役立つ概念を1項目ずつ見開きの左に言葉での説明,右に図での例と説明を入れ,コンパクトにまとめた.まとめ方はコンパクトであるが,大きさが一般的ではないので,本棚に並べにくいという意味で非常に困る.その時点でこの本 (少なくとも邦訳) はデザインに失敗している気がする.
原著ではアルファベット順に項目を並べているようだけど,この邦訳ではそのアルファベット順をそのまま踏襲しているが,項目名は和語なので,違和感がある.これは仕方ないか.
はじめから順に1項目ずつ読んでいくこともできるし,項目を順不同に読むこともできるし,あるテーマ (この本ではperception,learning,usability,appeal,decisionsというカテゴリで項目を分類している) のものに限定して読んでもいい.右ページにある例を眺めるだけでも楽しい.
デザインを体系的に勉強するための本というよりは,ふとした瞬間にパラパラめくったときに,よいアイディアがパッと浮かんできそうな本.

Rebuttal

私が投稿するような国際会議でrebuttal phaseがあることはほとんどない.けども,今回は違う.つまりrebuttalの機会が与えられた.これについては他の研究者も少々驚いているようだ.

おそらくrebuttalがある普通の会議では何人からのレビュー (審査) があって,そのコメントに対してちゃんと答えれば (手続き上は) よいのだけど,私が受け取ったのは3人の審査員がいる中でコメント2つが空白.1つだけちゃんと書いてある.なかなか鋭いことが書いてあるように一瞬見えるが,実は間違っている.そうなので,今日は反例を作る.これだけで半日ぐらいかかった.