The L(2,1)-labeling on the skew and converse skew products of graphs

Zhendong Shao, Roger K. Yeh and David Zhang
Applied Mathematics Letters
Volume 20, Issue 1 , January 2007, Pages 59-64
http://dx.doi.org/10.1016/j.aml.2006.02.032


無向グラフのL(2,1)-ラベリングとは,頂点への非負整数 (ラベル) の割当で,距離が1の頂点同士のラベルの差の絶対値は2以上,距離が2の頂点同士のラベルの差の絶対値は1以上という条件を満たすもの.
GのL(2,1)-ラベリングの中で使用する最大整数を見て,それが最小になるようなラベリングにおけるその値をGのL(2,1)-ラベリング数という.
Griggs & Yehはこの数が最大次数の2乗以下になる (ただし,最大次数は2以上の場合に限る) ことを予想したが,今のところ最善の上界は最大次数の2乗+最大次数−1 (Kral & Skrekovski).
この論文では,Shibata & Kikuchiの提案したグラフのskew productとconverse skew productに対して,元のグラフの最大次数が2以上ならば予想が成り立つことを示している.
L(2,1)-ラベリングはチャネル割当問題の単純化バージョンとしてよく出てくる問題の1つで,最近研究が進んでる.