Large sets of t-designs through partitionable sets: A survey
G.B. Khosrovshahi and B. Tayfeh-Rezaie
Discrete Mathematics
Volume 306, Issue 23 , 6 December 2006, Pages 2993-3004
http://dx.doi.org/10.1016/j.disc.2004.07.043
デザインのトピックに関するサーベイ.
まずデザインの復習から.(といっても勉強したことないけど.)
4つの整数t,k,v,λは0≦t≦k≦vとλ>0を満たすとする.
要素数vの集合Xを考える.
このときt-(v,k,λ)デザインとは,2個組(X,D)で,DはXの部分集合で要素数kのものをいくつか集めたもので,Xの要素数kの任意の部分集合がDのちょうどλ個の要素に含まれている,という条件を満たすもののこと.
デザインは対称性の高い離散構造であり,様々な他の構成の基礎となっている.
ここで,「どのようなt,k,v,λに対してt-(v,k,λ)デザインが存在するか」という問題が湧き上がる.
つまりデザインの存在性問題である.
この問題に対して,large setというものを利用した構成法が知られていて,
そのlarge setを構成するためにまた別のpartitionable setという概念が利用されてきている.
で,この論文はそのpartitionable setとlarge setのサーベイ.