Special Issue

ジャーナルの特集号というものがありますが,私もいままでいくつか特集号に投稿して論文を出版しています.特集号のよいところは,似たテーマのものが1冊に集まるということと,出版時期が決まっていること (そして早い) と言われています.しかし,私の特集号論文が予定通りに出版されたことはありません.懐かしの劣モジュラとアンチマトロイドの論文はDiscrete Applied Mathematicsの劣モジュラ関数特集号に出ましたが,出版予定より1,2年遅れました.抽象凸幾何の表現定理はEuroCG 2003の特集号に出ましたが,これも遅れました.Las Vergnasの特集号に出る予定の論文は2006年か2007年に出版される予定だったと思います.これはもうすぐ出そうだからよいのですが,CATS 2007の特集号は受理されてから1年以上経ってる気がしますが,ゲラ刷りすらまだ来ません.

個人的な感触ですが,特集号は論文がすべて集まらないと出版できないので,著者の改訂が遅れたり,査読が遅れたりすることで,出版が遅れがちな気がします.エディタの皆さんはもちろん苦労されてるのだとは思いますが,こうなると,なかなか特集号に投稿する気になれなくなってしまいます.