On Drawing Graphs With Right Angle Crossings

Radoslav Fulek, Balázs Keszegh, Filip Morić
http://arxiv.org/abs/1001.3117

以前紹介したWADS2009の論文の改善.
直角に辺交差するように描けるグラフ (ただし,辺は折れ線として描く) の辺の数がいくつになるか,という問題を考える.
この論文では各辺の折れ数が1のとき,辺の数がO(n),折れ数が2のとき,辺の数がO(n log^2 n)であることを示している.
使っている技法はdischarging (「放電法」と訳されることもある) で,この手の問題でよく使われる方法ではあるけども,何に着目してdischargingを行うかが工夫のしどころになる.