授業

「使える性質」と「導く性質」の表を使った証明の書き方をやってみたけど,これは案外難しい.学生が難しさを感じてるように思える点は2つ.(1) 表の操作はできても,どうしてその方法で証明ができているのかが分からない. (2) 表の操作はできても,そこから文章として証明を書き下すことができない.

2については,私の説明が悪かったので,次回補足.1については潜在的な問題点のような気がする.結局「証明とは何なのか?」ということになるけど,もちろん証明論とか自然演繹とかシークエント計算とかやるわけにはいかないから,証明とは何なのかを直観的に理解する,という立場でいかないといけない.(これってなんかアルゴリズムの授業にも通じるところがある気がする.アルゴリズムを全部形式的にやるのは苦しい.でも,なんか分かった気になってもらわないといけない.)