KyotoCGGT 4日目

招待講演は斉藤明先生から.
ハミルトン閉路の存在性に関わるChvatal-Erdosの定理から,その一般化に関して分かりやすい紹介だった.

Greg Fredericksonはhinged dissectionに関する話.
豊富な例と楽しいアニメーションを使った面白い話だった.

Joseph O'Rourkeは軸平行な (凸とは限らない) 多面体を展開したり,多角形をそのような多面体へ組み上げる話.いわゆるfolding and unfoldingの話.ちょっとスライドが見づらかったけども,未解決問題がたくさん残ってる興味深い話だった.
ようやくErik Demaineとの共著本が出るらしいが,registration deskにおいておいたsample copyが紛失してしまったらしい.日本人の品性が問われる.

その後,1セッション座長をして,数人と研究の議論などしてバンケットに向かう.

バンケットはなかなかすごかった.藤田宏先生がChvatalの名前をたびたび忘れたり,話をやめようとしなかったり,それにDavid Avisがベルを鳴らしたり,レッドカードを取り出したりして応酬したり,ビュッフェはランダムアクセス推奨だし,それでもさほど混乱しないし,60歳を祝う素晴らしい特別ビデオの上映はあるし,バンド演奏はあるし,アコーディオン演奏はあるし,独唱はあるし,Chvatalはトイレから帰ってこないし,アンコールを求める拍手が実際何を求めてるかわからないし,終了してからも写真撮影がえんえんと続くし,と,いろいろあった.面白く,いろいろと思うところはあった.